日本テレビ

Audire

Overview

2022年9月、日本初となるアナウンサーの声から生まれた女性向けファッションブランド『Audire』(アウディーレ)がローンチ。 「Audire」はラテン語で聴くを意味し、現代を生きる女性の「声」に寄り添うためことを掲げたブランド。コンセプトである「Wear the Voice(心地良いわたしをまとう)」を軸に、現代女性がどんなシーンでも心地よさをまとえる服を提案。

1st collectionでは、ブランドの特徴である「凛としたフェミニン」を表現するラインナップとして、ドレープブラウスやクラシックベルトワンピースなど5点を発表。記者会見とともにAudireのコンセプトを体現する女性たちとのトークイベントを実施、一般向けの試着展示・受注会などをアナウンサー主導で実施した。

《Challenge》

◯なぜテレビ局がアパレルラインを事業としてスタートするのか、その意義と目的の設計(vision / mission / value)
◯アナウンサーが手がけるブランドだからこそ届けられるメッセージは何か?どんなスタイルの提案ができるのか?独自のブランドアイデンティティと世界観の土台の構築
◯ユーザーにわかりやすくベネフィットを伝えるためのプロダクトコンセプトと戦略設計

《Our Approach》

⚫︎服=ひとりの個人のあり方・想いを表現するための大切な手段であることから、新しく「声」を届ける方法としてのアパレル事業としてストーリーを構築
⚫︎現代社会においては「他者の目線」「人の評価」を軸に何を着るかを気にしなければならないシーンも多く、素直に「好きなもの」を選ぶことが、時に難しい。あらゆる女性たちが、自分にとって心地よい選択をできるようになるためにはどのように服を選び、纏うことができたら良いか。服そのものの提案だけではなく、その過程にも寄り添うブランドであることを目指すvisionをおいた。
⚫︎アナウンサーならではの視点や声を機能性に活かす服づくりのあり方を提案。仕事や働くシーンにおいて、凛としたフェミニンさを纏いながらも機能が活きるプロダクトコンセプトを設計した

Project Story

「声」を通じ、様々な情報を社会に届ける役割を担うアナウンサー。ニュースやエンタメ、カルチャー、日々あらゆる情報に向き合い、暮らしや生き方、キャリアのあり方など時代の変遷を目の当たりにする瞬間も多い職業であり、特に女性アナウンサーはカメラの前にたち時代と向き合う中で、時に自らのあり方やスタイル、“アナウンサー”という役割やイメージに難しさ・葛藤を抱くシーンが多いという課題があった。コロナ禍において、その存在意義やあり方がさらに揺らぎを見せていた最中、日本テレビの郡司恭子アナウンサーが自身の職業の枠を超えて新たな企画提案を会社に提示し続けていたことと株式会社CEORYの提案により新規事業が生まれようとしたことが交差し、アナウンサーたちのまったく新しい挑戦としてアパレル事業に参入することが決定。“アナウンサー”という存在として、そして“ひとりの個人”として。それぞれの内側にあるのはどんな声か、どんな声を届けたいのか。アナウンサーたちが新たな可能性を模索したいという想いからこのブランドがスタート。

koko’s Approach

コンセプト設計にあたって、アナウンス部メンバーの伴走役として参加。ブランドとして掲げる価値観、思想の構築のためのワークショップを実施の上、「Wear the Voice.(心地よい自分を纏う)」を軸とし、女性のあり方や生き方に関する発信も行うブランドとして立ち上げに至った。1st collectionは、自分のためにまとう「凛としたフェミニン」を表現。Audireが定義する“フェミニンさ”とは、心地よい柔らかな空気感。年齢やこれまでの自分に囚われず、心のままにそれぞれがのぞむフェミニンさを纏えますように、女性たちが自由に好きな服を選べるようにという意味が込められている。

Total Produce: CEORY Inc.
Concept Planning+CopyWriting: Asuka Otani
Logo Design: Ayumi Tsuchida (Bangal Dawson)